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2012年12月08日 土曜日 クラブ活動に毎日10万円払う話 ( 塾長ブログ )
昨日,ブログを読んでのご相談メールをいただいた。 娘さんが公立中学でクラブ活動をしているのだが,親御さんとしては学校のクラブなどやめて勉強をすべきではないかと思っておられるようだった。 たしかに,クラブ活動に費やす膨大な時間を勉強に振り分けたらかなりの学力アップが見込める。 日頃クラブ活動で疲れて,家ではバタンキューと寝てしまう。 勉強どころではない自分の子供を見たらクラブが害悪に見えてくる。 ところが,クラブ活動と勉強をてんびんにかけるのはそれほど簡単ではない。 さまざまな場合分けが必要なのだ。 いつも高校数学の指導をしていて,皆が最も苦手とするのがこの場合分けなのだ。 つまり,普通の親御さんや中学生に場合分けの能力は備わっていない。 たとえば,現在の学年によっても場合が分かれるし,運動部と文化部,あるいは拘束時間が長いか短いかも考えるべきだろう。 しかし,それより重要なのはちゃんとしたクラブかどうかだ。 顧問の先生やそのクラブの伝統・文化といったものがすばらしい場合もあれば,全く時間つぶし的なお遊びクラブもあるだろう。 そのクラブに一旦入ってしまうと今度は人間関係という要素が生まれる。 途中で辞めるとなれば嫌な思いをするかもしれない。逆につまらないクラブでも3年間継続する中で親友と呼べる存在を得られるかもしれない。 一般的には,勉強にそう差し支えない場合で,得られるモノが大きいようならクラブ活動は大いにやるべしとなる。 ところが,現実には大部分の生徒や保護者はうまくいっていない。 つまり,勉強は下降線でクラブ自体にあまりメリットを感じられないという場合が大部分ということ。 これはある意味当たり前。 定期考査をいつも80点とか90点以上とる生徒,つまり内申9とか10は全体の10%もいないのだから。 するといきなり勉強がうまくいっているという場合にあてはまらない。 中にはそんなに勉強にこだわらない方もいるだろうが少数派だ。 加えて,素晴らしい指導者がきっちりと指導しているような場合は10のうち1くらいだ。 以前に吹奏楽部のひどい実態を書いたが,たいていの先生は自分の指導が生徒の大切な時間を削っていることに何も感じていない。 むしろ,指導拘束をたくさんすればするほど熱心ないい先生気分になってしまう病気を持っている。 計算してみよう。 成績の悩みがないレベルは全体の10%で,すばらしいクラブに所属する可能性も10%とする。 満足いくクラブ活動をできる確率は? たぶん全員正解できると思うが,それはたったの1%しかないのだ。 実際には,個々の場合があるわけで,それを見極めて良いとか悪いの話になるが,統計的には99%の中学生にとって,クラブ活動はプラスにはなっていない。 最もやっかいなのは人間関係。 そりゃ一生の友人が得られるかもしれないし,いろんな経験もできる。 特に授業で担任してもらう先生以外に,顧問の先生との人間関係はクラブに入らないと得られない。 その先生がすばらしい方であれば,その経験は宝物だ。 だが,そういうのは数値化できないので,その過大評価によって人生が狂ってしまう可能性がある。 勉強しないで学力が下がることで失うモノをどう評価するか。 クラブで得られる値 − 失う値 が負の場合は,クラブはしない方がよい。 (実はほとんどの生徒は負の値になっている) どれくらいマイナスかというと,入学する高校が2ランク以上変わってくる。 毎日1時間半をクラブに費やす分を学校の勉強の復習にあてれば定期考査で20点は変わるだろう。平均点60点くらいの生徒でも80点が取れるようになる。 高校が変われば進学する大学も変わる。 中堅私立大学へ行くか,難関私大あるいは国公立がねらえるレベルかというくらい違ってくる。 進学した大学の先には就職が待っている。 就職先も中小企業か一部上場の大企業かくらい変わってくる。 その違いは,たとえば生涯賃金で1億円以上にもなる。 1億円違うというのはこういうこと。 中学3年の間にちょうど1000日あるとする。 1億÷1000日=10万円 つまり,毎日10万円を払って「楽しい」クラブ活動を買っているのと同じなのである。 繰り返すが,評価は単純ではないので,たとえばクラブ活動をしていても生涯賃金が多くなる人もいるわけで,そういう人は無料でクラブ活動の良いところをゲットしつつ,有意義な人生を歩むことになる。 進学の評価も必ずそうなるわけではない。 統計的に,そういう場合が多いわけで,数学でいう「期待値」の計算結果がクラブ活動に関して毎日「マイナス10万円」ということだ。 冒頭の相談メールを下さった方もたぶん同じ考え方なのだろうが,その方の娘さんに関しては,成績が上位10%に入っているレベル。 そんなにひどいクラブ活動でないのなら辞めて人間関係をややこしくしない方がメリットがあるという感じ。 中学,高校の「楽しさ」はお金に換算しにくいメリットがあるので,その評価が個々に分かれるから難しい。 ただ,平均して毎日10万円というのは一つの目安になるのではないだろうか。 にほんブログ村 にほんブログ村
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